こんにちは 大川 由貴(おおかわ ゆき)です!
初めてブログをご覧になる方は、ぜひ 自己紹介 もご覧ください。

 

今回は『オシャレがいまいちよくわからない!』そんな初心者さんのスタイリングのヒントになるような内容です。

もちろん、『この服が着たい!』『このファッションが好き!』と強い思いがあるオシャレさんはお好きな服を着たほうがいいと思います。
冠婚葬祭のフォーマルウェア、スクールやビジネス、スポーツなどの制服、作業着、ユニホームなどはまた別ですが、私服なら好きなものを着ている方が人生を豊かにしてくれますし、楽しいですよね。

 

ファッションは自己表現の面も大きくあるかと思いますので、関心の高い方は自分が好きなファッションを貫いていただきたいです。

 

一方、みんながみんな個性的なオシャレをしたいわけではない。

 

『着たいものがあるわけではないけど『ダサい』って思われたくない。』
『無難でいいから、自分に似合ったオシャレな服の選び方を知りたい。』
『流行の服にチャレンジしたけど、いまいちしっくりこない。』

 

そんな人も案外多いのではと感じています。

こちらの記事では、そんな方へ理論的にオシャレな服の選び方をお伝えいたします。

 

ファッションセンスは生まれつきのものではなく、学べば誰もが身に着けることができ、一生使える知識になります。

撮影の場合なら、衣装の打ち合わせの際にも役立つ知識かと思いますので、是非身に着けてお役立てください。

 

自分を知る

人には生まれ持った肌の色や髪の色、質感など様々です。

また、なで肩やいかり肩、華奢で曲線的なボディの方もいれば、グラマラスでメリハリボディな方もいらっしゃると思います。

この各々がもつ身体の特徴によって似合う服/似合わない服が決まってきます。

 
自身の身体的な特徴や個性を知るのがオシャレへの近道です。
自分を知るために役立つ理論は『パーソナルカラー』や『骨格診断』といったものがあります。

パーソナルカラーや骨格診断についてはこちらの記事に詳しく載っています。

パーソナルカラーと骨格診断を知ってオシャレになろう

 

まずは自分の骨格や色を知りましょう。

また、『パーソナルカラー』や『骨格診断』と 検索すると、ネット上で簡単な診断ができるサイトが沢山ヒットします。

本も沢山出ていますし、プロのスタイリストが診断をしてくださるサービスもありますので、ご興味ある方は利用してみてもいいかと思います。

 

 

服は4つの要素からできていることを知る

巷に溢れるお洋服も分解して考えれば

『色・シルエット・柄・素材』

たった4つの要素で種類分けをすることが出来ます。

 

『赤色』『青色』といった色味のほか、『くすんだ色』とか『鮮やかな色』など明度や彩度、またベースの色が『青っぽい』『黄色っぽい』といったアンダーカラーも関係しています。

 

シルエット

大まかに分けると、体のラインがわかりやすいタイトなシルエットと、ボリュームがあるフレアなシルエットに分かれます。『Iライン』『Aライン』のような全身のシルエットを指し示す場合と『マーメイドスカート』『パフスリーブ』などアイテムやパーツごとのシルエットがあります。

 

『無地』『小花柄』『ストライプ柄』など服の模様です。
柄によって『可愛らしさ』や『カッコよさ』など印象が大きく変わります。

 

素材

牛革のようなハード(固い)素材と薄くて透けるようなシフォンやジョーゼットなどのソフト(柔らかい)素材があります。また、コットンなど素朴で普段使いしやすいカジュアル素材と、シルクなど光沢があって高級感があるフォーマル素材があります。

 

どんな人でも各要素ごとに似合う/似合わないがあります。

 

例えば、ブルーベースでウェーブタイプの骨格なら、女性らしいフェミニンなスタイルが向いています。

色は優しさを感じる淡いピンクやブルー(アンダーカラーがブルー系)

シルエットはギャザースカートなどふんわりとしたボリュームのあるもの

柄は主張しすぎない無地や小花柄

素材は柔らかいサテンやシフォンなど

こんなお洋服があれば4つの要素を満たすので、その人にピッタリ似合うかと思います。

 

4つの要素が全部似合っているのが理想的ではありますが、2つ~3つでも工夫次第で素敵に着れます。

 

例えば袖が長すぎてシルエットが合っていないなら、ロールアップして(巻き上げて)長さを調整することで垢ぬけて見えたり、ワンピースの柄が華やかすぎて顔が負けているなら、無地のジャケットやカーディガンと合わせて派手さを抑えるなど

 

ヘアメイクとの兼ね合い、トップスやボトムスの組み合わせ、アクセサリーや小物類の使い方でフォローできることも多いので、着たい服にご自身には合わない要素があったとしても無理に諦めないでください。

 

とはいえ、似合う要素が少なくなってくるとコーディネートのハードルが高くなるのも事実なので、これからお洋服を購入する場合は好みだけではなく、この要素が自分に合っているかも考えながら選ぶと、人から褒められるよなオシャレが簡単にできるようになると思います。

 

 

ブランドや国を揃える

特に男性におススメなテクニックです。
もちろん、女性でも使いやすいテクニックとなっています。

 

『女性ファッションは変化、男性ファッションは進化』

服飾系専門学校時代、先生が仰った言葉です。

 

女性ファションは流行の変化が激しく、毎シーズン新しいスタイルや、今までだったら考えられないようなアイテムが流行ったりします。(冬用ニットだけど肩出しデザインや、真夏用のサンダルにファーなど)

 

一方男性ファッション、パッと見のデザインはほとんど変わりません。
(最近は若い世代を中心にオシャレな方も多いかとは思いますが、まだ女性ファッションほど市場が育っていないのが現状かと思います。)

特にスーツなどは顕著で、大まかな仕様やデザインは100年以上前から変わっていないと言われています。

 

しかし、素材は年々新しいものが開発されて、例えば形状記憶素材とか、ホームクリーニングでも洗えるとか、シワになりにくい素材など…
よりスマートで使いやすいように進化しています。

 

なので、男性ファッションの場合は下手に奇抜なことをするよりも、ルーツに沿って着こなした方がオシャレでまとまりやすいことも多いかと思います。

 

女性の場合でも、イマドキ新鮮なオシャレではなく、クラッシックで上品なスタイリングにしたい場合は、服やアクセサリーを国で統一するとまとまります。

 

大抵のお洋服には発祥国や歴史、そこからなる特徴があります。

 

例えば、タータンチェックはスコットランドの伝統的な柄で、元々は寒い地域の毛織物なので冬の定番素材になっているとか

クラシコ・イタリアスタイルのスーツはナポリで 「センツァ・インテルノ(芯無し)」 (肩パッドや芯材を減らす)という独自の技術が発展したため、軽くて柔らかい着こなしが特徴的など

 

すべての柄やアイテムや、スタイルを覚える必要はありませんが、あまりにちぐはぐだとバランスが悪く見えがちです。

 

食事で例えていうならスパゲッティをお箸で食べながら、ラッシーを飲む…みたいな感じでしょうか。

スパゲッティを食べるならフォークで、コーヒーや紅茶を合わせたほうが無難かもしれませんが様になりますよね。

 

あえて着物(日本の服)にコルセット(ヨーロッパの下着)を合わせるようなオシャレな外しファッションもありますが、オシャレ初心者さんにはややハードルが高いように思います。

 

オシャレ初心者さんのうちはメインで着るものを決めて、それと同じテイストや同じ国のアイテムを揃えてあげるとまとまりやすいかと思います。

 

パッと見てどこの国のお洋服かわからない場合はとりあえず、同じブランドで揃えてしまうというのも1つの手です。

大抵のアパレルブランドはブランドコンセプトを定めていて、同ブランド商品でコーディネートしやすいように考えてデザインされています。

 

 

ここまで押さえたら、きっと冴えないファッションからは卒業して、周りの人から褒められるようなオシャレができるようになっていると思います。

トレンドを追うのは後からでも大丈夫なので、まずは自分に似合う服の法則を身につけましょう。

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ご感想やご質問など、コメントやSNSでいただけたら嬉しいです。
twitter @yuki931206

 

大川 由貴(Okawa Yuki)

10歳から手芸や縫製に興味をもち、パタンナーを志望する。高校卒業後は服飾系の専門学校に進学し4年間、服作りについて学ぶ。卒業後は正社員としてアパレルメーカーに就職するも、ファインアート・フォトグラフィーの世界に出会い、フリーの衣装デザイナーへと転身する。衣装制作だけでなく、カメラマン、アシスタント、モデル、子ども写真館の契約社員等、積極的に撮影現場に入りスチール撮影について学ぶ。多岐にわたる経験を活かして、 共同経営で 写真スタジオを開業する。
CGイラストやフォトレタッチにも興味をもち、現在独学で勉強中。

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