カメラについて
今回のパリの旅にはメイン機に Cannon kiss X7i とサブ機として iPhone12 を持っていきました。
Cannon kiss X7i
2013年発売のAPS-C機のエントリーモデルです。
つまり、10年以上前のカメラ初心者さん向けの機種で、写真業界では時折バカにもされがちな機材かとは思います。
それでも今回このカメラにして正解だったなと思います。
レンズもキットレンズの広角ズーム(10-18mm)と標準ズーム(18-55mm)と望遠ズーム(55-250mm)
撒き餌レンズの24mm単焦点の計4本を持っていきました。
エントリー機の良さは軽さと価格の安さからくる気楽さ
性能だけで言えばフルサイズの一眼レフやミラーレスも持っているので写真の仕上がりだけで考えるならそっちの方がより高画質で撮れたかもしれません。
しかし、今回は初めての海外1人旅、日本よりも治安が悪いエリアに50万もするような最近の機材を持っていくのは不安です。
ロストした時の精神的なダメージも大きいですし、帰国後の仕事にも響きます。
撮影の仕事や大切な人と思い出を残すためではなく、観光地の景色を撮ったり記録写真としてなら今回のスペックでも十分でした。
むしろ今回は1週間で7000枚近くの写真を撮ったので、これが高画素だとパソコンのスペックが追いつかなくなるので、今後作品として展示や販売する写真じゃなかったら(使用用途がSNSに投稿・ブログに載せる・印刷するとしても2Lサイズくらいまで程度)1800万画素程度でもいいんじゃないかと思います。
暗所が弱い等のデメリットも今なら現像ソフトでカバーしやすい時代ですし、色んなレンズを付け替えてみたり、スローシャッターで遊べるのは携帯カメラにはない魅力の一つですね。
今回 Cannon kiss X7i で撮った写真
発売当時トリプルレンズキットで約15万(今なら中古で5万円以下でも購入できる)機材の方が万が一のことがあっても保険などでカバーしやすいです。
この時期のフランスは基本的に天気が悪く、雨や霧の悪環境の中でレンズ交換をしたくなったシーンもありました。
高級な機材で気を使って撮りたい物を逃すよりかは、少々雨に濡れても構わずシャッターがきれる方が旅のお供には向いている気がします。
また、フルサイズ機に比べたら軽いのもとても有難いところ
フルサイズに重いレンズを付けるとあっという間に1.5㎏~2㎏くらいになってしまうし、それを何時間も慣れない土地を歩き回りながら首から下げるのは辛いもの。
疲れてしまって1日の後半で撮りたかったものが撮れなくなるのは避けたいところです。
APS-C機ならレンズによっては半分程度の重さになるので、かなり首にかかる負担が違います。
また、レンズ1本あたりの重さが軽い分、複数種類のレンズが持っていけます。
初めての土地でどんなものが撮れるかもわからない状況で
今回なら10~250mmの間まで選べたので、特に望遠で撮りたいときに役に立ちました。
基本的には標準ズームで撮りましたが、遠くにあるものをズームで撮る時他のレンズでは味わえない感動があります。
iPhone12
携帯のカメラも今回は優秀に感じました。
とっさに撮りたいシーンでさっと出せる手軽さや、カメラのシャッター音やカメラを構えていること自体が周りの人の迷惑になりそうなとき(機内やお店の中での撮影)周りに配慮できるのもカメラにはない優秀さです。
暗所ではAPS-C機よりノイズが少なく明るく撮れるし、食べ物など何か寄って撮りたい物も撮りやすいです。
パソコンが無くてもすぐにSNSに投稿できるし、使い慣れている分画角を決めるのも素早くできます。
今回 iPhone12 で撮った写真
かなり広角目に撮ることもできるので、広角は携帯、カメラはズームでとっさに使い分けながら撮影ができるのも楽しかったです。